間が空いている間、行ってきました、島根。
一度ここでも紹介した弟が自給自足を目指し、たどり着いた築120年の家
→「蝮(まむし)屋敷 自給自足日記」 http://mamushiyashiki.blog.fc2.com/



水道なし、ガスなし、電化製品は冷蔵庫とトースターのみ。
当然ながらボットン便所、居間には囲炉裏、台所にはおくどさん、お風呂は外にある五右衛門風呂、水は沢の水をひき排水は沢に戻す為洗剤禁止で米ヌカ小麦で皿洗いという生活。
ブログで見ながら「数年間は無理!私には耐えられない!」と思っていたのですが
弟から改装をするにあたりどんな間取りがいいか一度実際に見てほしいと懇願され
片道11時間の高速道路や薪のみの料理なんて到底一人では無理なので両親を誘ったら同行決定。
車に布団や寝袋を詰め込み、父5時間、私5時間、母1時間で運転を変わり19時半に「蝮屋敷」に到着
蝮屋敷には同居人のケンジさんと1週間滞在している沖縄のTくん

何をするにも、とにかく時間と手間がかかりお茶一杯に辿りつくまで遠い遠い(笑)
最初はこの田舎っぷりや不便さや寒さや室内の暗さに絶句。
2日間は弟をまじまじと見て溜息をついてうなだれていましたが
3日目には顔も洗わず(水が冷たいから)髪もとかさず鏡も見ず服も同じものを着て(どうせすぐ汚れるから)
手も顔も煤で真っ黒でもへっちゃらになりました(気にするとかえって苦痛が増幅するから)
しかしこれだけは言える。
「お米が美味しい!一杯の珈琲が美味しい!食べ物が美味しい!」
寒い家の中、冷たい沢の水で食べ物を洗い、火を起こし調理し、時間と手間がかかっている分有難くて有難くて
そうして作られたおかずが囲炉裏に並び、お皿を回し分け合い、火を囲みながら「 頂 き ま す 」と皆で手を合わせる。






時間はいちいちかかるし数時間ボーっとする暇なんてないような時間の流れ。
こうして昔の人達の時間は流れていたんだなぁと昭和30年代の暮らしの中に「時間が余りすぎる私達」にはない豊かさを感じたりしました。
で、本題。
何の為に11時間もかけて来てやったかというと「改装」目的
間取りだけアドバイスして帰るなんて、そんな気さらさらなし。
到着した翌日から6日間の改装報告です。
目的場所はこちら↓


台所(弟に事前に送ってもらった写真なので素の状態)
いやはや
ひどい
ひどいっ
酷すぎるっ
私は姉だからはっきり言いますよ。
ブログ見てても台所で撮った食べ物の写真は目も当てられん!
背景の汚さが気になって食材に目がいかんし食べたいとも思えん!
囲炉裏背景の食べ物は美味しそうだけど、台所の食べ物写真は不衛生すぎる!
容易にゴキブリとかネズミが想像できていかんのだよ!
嫁探してるんなら水回り何とかしろ!
こんな台所で誰がお前の為に美味しいものをつくってやろうなんて気がおきるか!
そんな気には絶対ならんよーな台所なんだよ!
弟よっ!自覚しろ!!!!
・・・と、まぁ鼻息荒くして着工

これは私が撮った写真。
やっぱ汚ないっ!
初日1日目は日曜日で弟もケンジさんもT君も在宅

「こんな意味のない机は撤去!」

・・・同居人のケンジさんが動いてくれます
いやはや、ごめんねぇケンジさん。初対面なのに弟同様図々しくて(汗)

開かずの出窓…じゃなくて出棚?も

「こんな意味のない棚はどーせ使わないから撤去!」

弟が撤去して、トタンで閉ざされていた開口が無事窓としての開口に戻りました。
そして写真左端にある食器棚として利用している意味不明の棚。
幅といい奥行といい棚板の段数といい
「はい、これも撤去ー!」

「は?おねぇ、食器どーすんの?どこに置けばいいの?ないと困るんだけど!」
「うるさい!こんなん使わん!」
で、クルリと視点を回し
「ねぇ、これなに?使ってんの?」

「いや、給湯器だからつかっとらんよ。今後も使う気ない」
「ほうほう、そんなら、撤去だな!」


かなり渋られましたが無事配管ぶったぎって転がして撤去(していただいた)

残った配管もケンジさんが綺麗に撤去してくれました。
そして数時間後には

散乱していた調理器具壁面収納に。


ほぼ釘だけの収納です。
こういう収納してたなーと学生時代を思い出します。
一日で撤去作業と掃除作業とゴミの仕分け作業を終え

さぁ、やるぞ。
弟達は仕事で

父と母は障子貼りなので私の一人作業です。

テンション上げる為にタイル貼りからスタート。
タイルを貼りながらどう配置するべきか導線を考える。

調味料などを置きテーブルを作り直し1コーナーの出来上がり。

仕事から帰ってきたケンジさんや弟に蛍光灯を撤去してもらい

雰囲気が一気に変わる裸電球にチェンジ
点灯した時はガラリと空間が変わり、まさしく「光がさした」感じでした。

大物のテーブルの脚を弟が作ってくれて

午後からしか活動する事が出来ない私が、朝8時半には起き夕飯を食べた後にも作業
いやはや、自分ちよりも集中して頑張った。
では、ビフォー&アフターの連投









土間を上がった部屋はこのように一昔前のキッチンになっており
ここにトースターやお酒や乾物が置かれていて導線が悪かったので土間へ移動出来る物は移動

食器とお酒コーナーとトースターがまとまりました。

この棚受けに使ったL時はkazuさんが弟にと作ってくれたもの。
めっちゃ助かりました!いつもありがとう、kazuさん。
このコーナーの下には

大きなお皿と野菜と乾物や保存食

木箱に蓋を付けて取っ手も自作。
自宅の改装では金物があるのが普通だしなければホームセンターに行くけれど
物がなかったらないで人は「くっそー!」と言いながらも工夫できるものなんですねぇ(笑)
その隣は

まな板スペースと調味料

このキッチンペーパーホルダーもkazuさんから。
弟が嬉しがっていました。
台の下には

ラップやジップロック・お盆・タッパー類

流し台は底だけタイルで小さな土鍋には洗剤代わりの米ヌカ
その横の意味不明と思える石は煮物の汁をかさ増しする為の大切なものらしいです。
改装が終わって一番喜んで使ってくれたのは今回料理担当の母(私は作業で全エネルギーを使い果たし料理は一回もせず)

「綺麗になって嬉しいーー」と何度も独り言を言いながら料理

確かに野菜がおいしそう。

棚やテーブル作りに飽きて手遊びに作った珈琲フィルター入れ。
「一息いれなよ」と珈琲時間への誘いのつもりw
では最後に引きの写真のビフォー&アフター




これなら片付けもしやすいはず!
ついでにここで一服って気にもなるんじゃないかな。
あーーーようく働いた
インドアだから全然いいんだけど一歩も家の敷地内から出ずの一週間(あ、夜に一回だけ温泉行ったっけ…)
観光もせず工具と材料積みこんで何やってんだかと自分でも思うけど、遣り甲斐あったし我が家とは違う素朴なテイストで楽しかった。
ラピュタのシータが飛行船のキッチン掃除する時みたいな感じだったなぁ
・・・あ、違うか、ラピュタっていうよりハウルのソフィの方が怒りっぷり的にも勢い的には合ってるかも(笑)

ケンジさん、Tくん、岳史、ご協力どうもありがとう!!
今度は彼と行って改装できるといいなぁー
追記——
その時の記事はこちら(全部私が撮った写真を使用してますが。。。)











コメント
うわー
遊びに行きたい
今回の記事、すごい面白かった!
なんか、スカッとした
>ぬまっち
お、めずらしい(笑)ジブリ出したのがポイントだったかいね?
生活は写真で見るより過酷だよーーw
そんでもって私が体験したよりも実際はもっともっと過酷と弟が言ってたよ(汗)
やった!!
本編♪
もう最近は、caworiさんのすげーDIY術に目が、肥えてしまいましたが、久々の衝撃(笑撃?)ブログ。
やっぱり、ビフォー、アフターの振り幅が大きいほど、面白いですね。
お疲れ様でした。
>bang2bang2さん
借家の時とは違いこっちになってから「素朴路線」を封印しているのでなんか楽しかったですw
こんな写真が公開されるとは弟もびっくりかもしれません(笑)
すごいーー!!
弟さんのブログも拝見していて
むしろこの廃墟風が好きなのね~と思ってましたが
やはりそうではなかったのですね。
冬を前に、温かみのある台所になって安心しました。
>nayaさん
どたばたしており返信遅れました。すみません(汗)
「廃墟風」なんてそんなセンスないです、あいつ。
ただの「放置」なだけなのでテコ入れした次第です(笑)
あのまま温存か、もっと良くしてくれるといいのですが。。。
すんごいわくわくしました!!!
やっぱり古民家改装の顛末は、興奮しますね!!
・・・てとっても大変だったと思いますが
Caworiさん、ほんとに男前すぎます!!
かっこよすぎ!!
>いーちんたんさん
こちらも返信が大変遅くなり申し訳ありません!
いや、もう、台所が悲惨すぎて食べ物を触る気にもならないような感じだったんですよ。うあむなくやっつけな感じですね。
これはかなり大変でしたがかなりアバウトでやったので面白かったです。